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2008年08月16日

うんこの話 その2

うんこの話」のその2です。

前回の話から、もう5ヶ月経ってしまいました。
申し訳ありません。

前回は総論でしたが、今回からは
「いかに良いうんこをするか?」です。

良いうんこをするための要点は、大きく分けて、
1.うんこの硬さなどのうんこ本体の問題
2.腸管の動きの問題
3.肛門の問題  ・・・の3点に絞られます。

まず1番のうんこ本体の問題です。
前回、書きましたように練り歯磨き程度の
有形軟便が理想的ですが、そのようなうんこにするためには、
どのような点に気をつけなければならないのでしょうか?

やはり食事は大きな比率を占めるでしょう。
食事の内容は、もちろん繊維が多い野菜を多く摂取することですが、
食事の回数や噛む回数も大事です。

やはり日に3回の食事をよく噛んで食べることです。

朝食後は、一番、腸管が動く時間ですが、この時に十分な食事を
していないと、腸管の動きは不十分で、弱くなります。

また昼食や夕食時でも、よく噛まないと、腸管の動きが弱くなります。
一口最低10回以上は必要でしょう。

また噛む回数が少ないと、唾液の分泌量が減り、
飲み込みにくくなります。
そのような場合、多くは水分を補給して飲み込みますが、
冷たいお茶や水をゴクゴクと飲むと、その分、多くの空気が入ります。
この空気は、ゲップをして出さない限りは、
腸管に溜まり、オナラの原因になります。
ガスが多い方は、よく噛まない方が多いようです。

お腹にガスが溜まりやすい方用の市販薬もあるようですが、
それは界面活性剤ですので、ガスの粒は少なくなるでしょうが、
ガスの全体量は変化しませんので、結局はオナラとして出すしか
ありません。

オナラの約7割は、食事中に飲み込む空気とも言われています。
残り3割は・・・?

それは次回に・・・
  


Posted by 城戸クリニック at 20:12Comments(0)

2008年07月19日

この一冊!その2

こんにちは、お久しぶりです。
天神城戸クリニックの城戸です。

また「この一冊!」です。
前回は、かなり古い本でしたが、今回は、昨年の本です。

「生物と無生物のあいだ 
      生命とは何か?」

     (福岡伸一著 講談社現代新書)

ベストセラーの本ですので、皆さん本屋さんで平積みしていた
ものを見かけたことでしょう。
私は、あまりベストセラーは読まないのですが、
著者の福岡氏が雑誌での対談で、
機能性食品は、すなわち「気のせい食品」。」
「毎日マグロを食べ続けてもマグロ人間にならないように、
 フカヒレなど鮫のコラーゲンなどを食べても、
 軟骨や体が丈夫になる訳ではない。」
という発言をみて、読んでみました。

読んでみて、
「なるほど読みやすく、ベストセラーになるわけだ。」と
思いました。

本文は、野口英世を筆頭に20世紀の生物学の進歩の解説を
福岡氏自身の経歴を織り交ぜながら解説し、
福岡氏自身が「生命とは何か?」という問題を
自問自答してゆく構成になっています。

日本でこれだけ有名な野口英世氏が海外では評価されていない
理由や生物学上のエポックメーキングなテクニックを
紹介しながら、生物学の知識が少ない方にも、
なぜマグロ人間にならないのか?」という
解説をなされています。

実際に読んでみて、私自身が大学院で胃がんのガン遺伝子の研究を
している時(1990年頃)に、実際に使用していたPCR
(目的の遺伝子を増やす技術)や遺伝子の解析方法が
紹介されていて興味深く読むことができました。

しかし、それらの技術に触れたことがない方が
大部分でしょうから、この辺をどの程度紹介するかによって、
本の読みにくさが決まってくるのでしょう。
あまり難しいことを書いても、
多くの方に生物学を分かっていただくという、
この本の趣旨からはずれることになりますね。

ベストセラーの本ですので、近くに読まれた方も多いと思います。
借りて読まれてはいかがでしょうか?

対談で福岡氏が言われていたことの意味が分かると思います。  


Posted by 城戸クリニック at 19:46Comments(2)

2008年03月15日

うんこの話

今回は「うんこ」の話です。

前回は、久しぶりでしたので、私の好きな作家を紹介させていただきましたが、
やはり「おしりブログ」と名前がついていますので、おしり関係の話題も出さないと、
いけないと思い「うんこ」の話です。

「オイオイ!いきなり、うんこの話かよ・・・」と思わないでください。
とても大事な話です。
おいしい食事をしたり、十分な睡眠を取る事と同じように、
良い「うんこ」をすることは大事なことです。

日本人は昔から、「うんこ」を不浄のものと扱ってきました。
昔のトイレは、家の外にあり、狭く臭く淋しいものでした。
現代では、家のトイレはかなり改善されてきましたが、
教育現場の小学校や中学校のトイレは相変わらずです。
私立の高校などは、かなり良いトイレを作られているようですが、
公立高校はまだまだ改善の余地があると聞いています。
いまだに和式トイレの扉の上下に隙間がある構造は理解できません。
清掃や治安上の問題との事ですが、工夫次第で解決すると思うのは、
私の独りよがりでしょうか?

また、いくら気持ちが良いトイレでも、出す「うんこ」が硬いものや
下痢では気持ちよく出せません。

理想的な「うんこ」は、練り歯磨きやマヨネーズのような
有形軟便です。便器は多少汚れますが、汚れる程度の
柔らかさが必要です。

よく「バナナのような硬さが良い」という話もありますが、
今のバナナは硬すぎます。
このバナナとは、我々が子供だったころ(30年以上前)の
バナナのことです。
その頃のバナナは、熟れていて、全体的に茶色に変色し、
所々は熟し過ぎている状況でした。
皮を剥くと、フニャと曲がるようなものでした。
このような柔らかな「うんこ」であれば、問題ありませんが、
現在売っているようなバナナの硬さや太さでは、肛門が
裂けてしまいます。

10代までは、すぐに肛門の傷も治るかもしれませんが、
20代を過ぎると、傷の治りも悪くなり、肛門の変形や狭窄も
起こります。気をつけましょう。

また硬さ柔らかさだけではなく、出すスピードも大事です。
ガスなどと勢いよく出してはいけません。
「春の小川」のように、ゆっくりと出なければなりません。
鉄砲水のように勢いよく出ると、たとえ柔らかな「うんこ」でも、
肛門に傷がついてしまいます。

では、どのようにすれば、このような良い「うんこ」が出るようになるか?
それは・・・次回に・・・


  


Posted by 城戸クリニック at 23:06Comments(4)

2008年02月12日

「この一冊!」

前回、昨年6月にTV出演についてのブログを書いてから、
ズーーーーーーと忙しく、なかなか書くことが出来ませんでした。
AVANTIのスタッフの方々からも色々と助言を頂き、本腰を入れて
書いていこうと思います。

医療の事を書くと、色々と差し障りもあるかもしれませんので、
今後の課題としますが、まずは私、城戸和明が人生を
変えられたかもしれない「本」を紹介し、私の人となりを
理解していただけたら、と思います。

まず第1冊目に選んだのは・・・・
「大統領誘拐の謎を追え」クライブ・カッスラー著)です。

高校時代からSFを主に読んでいた私が、
一気にカッスラーの虜になった一冊です。

その後も、それ以前の著作も含め、一応カッスラーの本は
大体読んでいます。
今は最新作の「極東細菌テロを爆砕せよ」を読んでいます。

個人としては、「大統領・・・」がベストだと思いますが、
一般的には、昔に映画化された「タイタニックを引き揚げろ」
最近映画化された「死のサハラを脱出せよ」の方が有名でしょう。

主人公のダーク・ピットは、冷静で非常にかっこよく描かれています。
私は、どちらかと言うと脇役に興味がありまして、
相棒のアル・ジョルディーノの方が人間臭くて好きですね。

カッスラーの作品の特徴は、色々なストーリーが場所や時間を越えて
やがて一点に集中し、問題が解決する快感だと思います。
それはまるでジグソーパズルの最後の1ピースをはめ込む瞬間の快感に
似ていると思います。

カッスラーのファンの方のホームページもあります。
粗筋などもありますので、興味がある方は覗いてみてください。
http://www.jttk.zaq.ne.jp/shig/pitt/pitt_index.htm




久しぶりにアップしますので、緊張してます。
それでは・・・また近いうちに・・・

  


Posted by 城戸クリニック at 22:36Comments(2)

2007年06月04日

テレビに出ます!

こんにちは、天神城戸クリニックの城戸です。
前回のブログからかなり経ちまして、「なかなかブログも書けないものだな」・・・と
感じています。
趣味などについて書けばよいのでしょうが、
「おしりブログ」と題名を付けたからには、肛門科関係のことを書かねば・・・と
思うこともありますし、あまり書きすぎると色々と不都合なことがあるのでは・・・とも
考えてしまいます。

・・・ということで、肛門関係の第一弾として、
私のテレビ出演について書きます。
放送は明後日の6月6日(水)です。
放送局はRKB毎日放送(福岡ですと4チャンネルですね)です。
番組は「今日感テレビ」です。
番組自体は、午後3時から午後6時55分と長いのですが、
もちろんホンの一部に出てくると思いますので、
目を皿のようにして待ってて下さい。
題材は「ジオンを使った痔核の日帰り手術」についてです。
取材は5月30日に約3時間かけてされたのですが、
どの程度のものなのかは、出来上がりを見ていないので
分かりません。

・・・と言っても、皆さん忙しいし、明後日のことですので、
あまり見ていただけないと思います。
もし見られた方は、感想をいただければ有難いです。  


Posted by 城戸クリニック at 17:44Comments(0)

2007年03月22日

こんにちは! 新しいHPで頑張ります!

こんにちは、天神城戸クリニックの城戸です。
今回、AVANTIさんのお力を借りて、HPを新しくすることが
出来ました。感謝・感謝です。

今までのHPは、開院当時に作ったものが土台でしたので、
建て増しを繰り返した古い旅館のようになって、
分かりにくかったと思います。
今回はイメージも統一されて、非常にスッキリしました。

またブログも作っていただいたので、今後も医療情報を
定期的に発信してゆきたいと思います。
ブログは初めてですので、味も素っ気も無いものに
なるかもしれませんが、長い目で見て下さい。

新しい患者さんだけでなく、以前、治療を受けられて、
今は快適に生活されて居られる患者さん方にも
訪れていただけるようなHPにしたいと思います。

今後とも、よろしくお願いします。  


Posted by 城戸クリニック at 12:36Comments(5)